シロアリ被害写真館 建物外周編
建物の外周面は床下に比べ通気がよく乾燥していますが、シロアリは乾燥から身を守る蟻道を基礎の外側に作り建物内部に侵入します。 建物外周の基礎沿いには倉庫や花壇等は極力置かず通風を良くし、いつでもチェックができる状態にしておくことが大切です。
- 

基礎の外側から蟻道を作って侵入しているケース。
 - 

玄関ポーチのタイルの目地を蟻道が上がっています。
 
- 

外基礎断熱被害① 基礎の外側に断熱材を設置する外基礎断熱工法での被害。
 - 

外基礎断熱被害② 基礎部分の断熱材をめくると、無数の蟻道が発見されました。
 
シロアリ被害写真館 植木花壇編
基本的に生木を食害する例は多くはありませんが、伐採し切り株の状態のまま放置されたものは注意が必要です。 また、花壇など木製の柵などを直接地面に埋めるケースでは、シロアリの食害が多く確認されています。 防腐処理された杭も同様です。 木材をシロアリが食害することは自然のことですが、気になる場合は木目調の樹脂製品の使用をお勧めします。
- 

木製の花壇柵。内側に被害が確認されました。
 - 

地面に直接埋められた花壇柵の被害例。
 
- 

花壇柵が食害されボロボロになっています。
 - 

切り株の外側をめくると被害が発見されました。
 
シロアリ被害写真館 フェンス編
ラティスや木柵等は直接地面に埋めるケースが多くあります。 また雨ざらしの状態がほとんどで、非常に食害されやすい箇所のひとつです。 屋外の薬剤処理は薬剤での環境汚染の可能性、また薬剤処理をしても長期効果が見込めないため定期的なチェックや部材の交換が必要です。
- 

地面に直埋めされたラティスの被害例。柱部分に被害が見られます。
 - 

木柵の柱部分に蟻道が確認できます。
 
- 

ラティスの柱部分に蟻道・食害が確認されます。
 - 

添え木の被害です。背割れの表面に蟻土が確認できます。
 
シロアリ被害写真館 その他
その他にも気をつけたいことはいくつかあります。 不要になった木材・木製家具、ガーデニング用にと購入したままの木材などを、建物周辺や庭に放置したままにしていませんか? 餌となりそうなものはできるだけ撤去することもシロアリ対策に繋がります。 また食害された木材をそのまま放置したり、家屋に立て掛ける等も、屋外からの侵入の可能性を高めるので注意しましょう。
- 

屋外に放置された木製の縁台に被害が確認できます。
 - 

玄関先に放置された材木の被害例。全体的に食害されています。
 
- 

地面に置かれた木製のスノコ。角がボロボロになっています。
 - 

木製のスノコを近くで見ると中がスカスカになっていることが確認できます。
 
