アメリカカンザイシロアリを飼育して10年。
研究のためにアメリカカンザイシロアリを飼育しています。
昔、枯れた観葉植物に発生していたものを回収したものです。
これが当時の蟻害写真になります。
![観葉植物に発生した蟻害](https://evitagen.net/wps/wp-content/uploads/2021/12/iOS-の画像-119-scaled.jpg)
おそらくパキラの木だと思いますが広葉樹でも蟻害にあうのですね。
家具も食害にあうのも頷けます。
これをこのようなBOXに入れて飼育してみることにしました。
![ボックス](https://evitagen.net/wps/wp-content/uploads/2021/12/iOS-の画像-120-scaled.jpg)
かなり劣化していますがそれもそのはず飼育してから10年以上経過しています。流出防止のため3重の保護をしていますのでご安心ください。
中を確認してみると
![](https://evitagen.net/wps/wp-content/uploads/2021/12/iOS-の画像-123-scaled-e1640844440965.jpg)
糞の排出とハネアリの発生を確認することができます。
![](https://evitagen.net/wps/wp-content/uploads/2021/12/iOS-の画像-121-scaled-e1640844502354.jpg)
新しい木材にも蟻害が広がっています。
![アメリカカンザイシロアリ](https://evitagen.net/wps/wp-content/uploads/2021/12/iOS-の画像-122.jpg)
飼育条件は難しくはなく基本的には放置しておくとよいです。
気温も室内であれば問題はありません。倉庫に保管していますので夏の暑さと冬の寒さもそれなりですが元気にしています。
湿度に関しても加湿や水を入れておく必要もありません。さすが乾材シロアリと呼ばれているだけはあります。
逆に湿度が高いとカビが発生する可能性がありますので加湿はしない方が良いです。
10年経過していますのでコロニーとしての寿命が近いかもしれないので新しいコロニーを回収する必要がありますね。