屋根裏被害
HISTORY
2021.12.25

シロアリ被害写真館 壁・柱・屋根裏編

屋根裏被害

シロアリ被害写真館 壁編

壁の表面を解体しなければ目視確認ができず、発見が遅れがちなのが壁内の被害です。 雨漏りや水漏れが原因のケースでは、それらが被害を助長してしまうこともあります。 シロアリは土壌面から侵入しますので、壁内の被害は、土壌に近い部分の被害を意味しています。 また壁内の柱、土台などの主要構造材に被害が及ぶと、耐震性の低下に大きく繋がります。

  • 壁内木部の被害

    雨漏れが確認された壁内木部の被害の様子。外壁をめくり発見されました。

  • 木ズリ部分の被害

    木ズリ部分の被害例です。広範囲での被害が確認できます。

  • 土台 間柱 筋交い被害

    土台・間柱・筋交いが広範囲で食害されています。

  • 壁内部の柱被害

    壁内部の柱の被害例。土台と柱の根元を中心に被害みられます。

シロアリ被害写真館 柱・敷居編

シロアリは目に見えない床下部分の食害だけではなく、被害がひどくなると柱や壁など生活する空間内にも被害を及ぼすことがあります。 しかし、シロアリは乾燥にとても弱い虫なので、普段の生活で部屋の中を歩き回るようなことはありません。 (羽アリが出る時期は見張りとして出てくる場合があります。) また、被害箇所も木造表面の薄皮一枚を残し食害するケースが多いため、普段の生活では気づかず、物が当たった拍子に木材が崩れ被害を発見することも多いです。 アメリカカンザイシロアリに関しては、砂粒状の糞を排出するため、糞の発見で被害を確認することがほとんどです。

  • 巾木 ヤマトシロアリ被害

    玄関の木枠から巾木へと食害を進めたヤマトシロアリ被害。直接柱が地面まで降りていると、地面からシロアリが侵入し被害に遭いやすくなります。

  • 羽目板部分 被害

    壁面羽目板部分のシロアリ被害。床下から侵入したシロアリは壁面をつたい、羽目板まで上がることがあります。

  • アメリカカンザイ被害

    和室の柱部分、アメリカカンザイシロアリの被害。タンスなどの陰になっていることが多く、普段は気づきにくい場所です。

  • アメリカカンザイ被害

    アメリカカンザイシロアリの場合は、高さに関係なく2階や3階部分でも被害を及ぼします。

シロアリ被害写真館 屋根裏編

床下や室内の食害が進んだ場合や浴室など常に湿気が多い場合に、屋根裏まで被害が及ぶことがあります。 イエシロアリになると水を運ぶ能力が長けていることと、梁などに使用される松材を食害するため、屋根裏まで被害が及ぶことがあります。 ヤマトシロアリに関しても、雨漏れ等がある場合は2階屋根裏部分まで食害することがあります。 2階部分への侵入で一番多い侵入経路は、柱の背割れに蟻道を形成し真っ直ぐ屋根裏へ侵入する経路です。 アメリカカンザイシロアリの場合、2階部分から直接侵入することもあるため、2階、3階の屋根裏に被害が出ることも珍しくありません。

  • アメリカカンザイシロアリ 糞

    アメリカカンザイシロアリの糞は大きさ0.3mm~0.6mm程の俵状の形で砂粒状です。砂山のように糞が積もります。

  • イエシロアリ屋根裏被害

    イエシロアリによる食害写真です。瓦を支える材料が蟻害にあっています。台風などの強い風が吹けば瓦が飛んでしまう可能性もあります。

  • 柱の背割れ部分 被害

    柱の背割れ部分に蟻道を形成し屋根裏まで食害を進めています。この写真の蟻道はイエシロアリのものです。

  • 軒桁 シロアリ被害

    軒桁がシロアリに食害されています。中がスカスカになり、ドライバーで差し込むことができるほどの被害です。構造部材がシロアリに食害されると住宅の強度は著しく低下します。